人事制度の未来を語る

日本の未来を明るくするために、人事制度コンサルタントである私に何ができるかを探求したいと思います。

2023-01-01から1年間の記事一覧

今年もありがとうございました!

今日が仕事納めの会社さんも多いと思いますが、当社も本日が仕事納めです。今年も1年間お世話になりまして、誠にありがとうございました。年末になると毎年思うのですが、今年もたくさんの方々に支えていただいて、本当にありがたい一年だったと思います。…

困窮する若者のSOSを逃さない

いつも応援しているD×Pさんのクラウドファンディングをシェアします。 D×Pさんがされている定時制高校の授業にボランティアで参加させていただいたことがありますが、私の予想以上に厳しい状況に置かれている若者の実態にショックを受けました。 私は人事制…

【導入事例】コンピュータ技研さまにヒアリングしました!

自己申告型給与制度をご導入いただいたコンピュータ技研・代表取締役の松井さんに、ご導入を決めた理由やご導入後の変化についてヒアリングしました!ぜひお読みください! ご感想などもいただけると、最高に嬉しいです! ikigai-lab.jp

ノーレイティングのメリットは?(2)【自分自身の経験から解説します】

ノーレイティングのメリットについて、設計や運用のお手伝いをしてきた経験と通して感じていることをブログに書きました。 ノーレイティングのメリットは、人事制度を設計・運用する労力が劇的に軽減されることです。 前回は、このようにお伝えしました。 実…

ノーレイティングのメリットは?【自分自身の経験から解説します】

ノーレイティングについての情報は、ネット上でもたくさん見れるのですが、そのほとんどが体験を伴わない二次情報です。 私は10年以上前からノーレイティングに取り組んできましたので、その体験からノーレイティングのメリットについてブログに書きました。…

給与制度が自律分散型になるには「お金のリテラシー」が必要不可欠です!

給与決定プロセスをティール(自律分散)的にすると、会社が給与を決めるのではなく、自分で決めることになります。 その条件として、社員さんが「お金のリテラシー」を持っていることが必要になります。 変化が激しく多様性に富む社会では、中央集権的な組…

給与制度を自律分散型に変革する条件を解説します!

給与制度をティール組織のような自律分散型にしようと思うと、一人ひとりのお金に対する価値観も変わっていく必要があります。 お金に対する価値観について、私の考えをブログに書きました。 私としては、自己申告型給与制度を始めた大きな理由になりますの…

ティール組織の視点で人事制度を変革する条件を解説します

ティール組織については、私もまだまだ勉強中で語れるほどではないのですが、ティール組織に代表される自律分散型組織に進化していくうえで、人事制度(特に給与制度)は大きな課題になると思います。 自律分散型で組織運営するときに人事制度がどう変わるの…

ティール組織の視点で人事制度の未来像を考える

管理や統制を強化する組織運営よりも、ティール組織に代表される自律分散型の組織運営の方が、生きがいを感じる社会づくりにつながると私は思っています。 人事制度を自律分散型にすると、どのような制度になるのかを解説していきます。 私は、企業の活性化…

成果主義人事制度が失敗した3つの理由

私が人事制度のコンサルティングを始めた当時は、「成果主義人事制度を導入して悪くなった社風を元に戻したい」というご要望をよくいただきました。 日本ではバルブ崩壊後に成果主義人事制度の導入が進み、その大半が失敗したことで、「日本に成果主義は合わ…

人事制度の定説「終身雇用と年功序列は時代遅れ」は本当でしょうか?

ジョブ型雇用への転換が叫ばれ、終身雇用や年功序列のイメージがあるメンバーシップ型雇用は時代遅れだとされる主張が多いと思います。 人事制度の世界での定説となっている「終身雇用と年功序列は時代遅れ」ということを、違う視点が考えてみました。 「人…

部下が納得する人事評価をするのは管理職の責任なのか?

部下が納得する人事評価をするのが管理職の責任だ!と多くの人が思っておられると思います。 たしかにそういう「常識」があると思いますが、その常識について違う視点が考えてみました。 一般的に言われている「管理職の役割」について、私は違和感を持って…

1on1が成功するポイントを解説します

人事評価を行わない人事制度であるノーレイティングでは、人事評価面談は必要なくなります。 その代わりに、部下の成長をサポートするための1on1が大切な役割を持ちます。 ノーレイティングにおける1on1について解説しました。 【1on1が成功するポイン…

ノーレイティングにおける1on1のメリットを解説します

人事評価を行わないノーレイティングという人事制度では、1on1がとても大切な取り組みになります。 ノーレイティングでの1on1のメリットについて解説します。 従来型の人事制度では、人事評価によって点数づけやランクづけをすることになりますが、これ…

管理職がいないことで発生する問題

多くの人は「管理職は必要ですか?」と問われると「必要だ」と答えるかと思いますが、管理職がいないことで発生する問題について、改めて考えてみたいと思います。 「管理職になりたい人が少ない」ということが取り上げられる前提として、「管理職という役割…

ノーレイティングでの給与制度を分かりやすく解説します

ノーレイティングという、人事評価における点数づけやランクづけを廃止した人事制度を導入するうえで、一番頭を悩ませるのが「給与をどうやって決めるか?」ということだと思います。ノーレイティングでの給与制度について、分かりやすく解説したいと思いま…

ノーレイティングが人事評価における点数づけを廃止した理由とは?

ノーレイティングとは、「人事評価」における「点数づけ」や「ランクづけ」を廃止した人事制度です。なぜ、人事評価における点数づけやランクづけを廃止する人事制度が生まれたのでしょうか?今回はその理由について、分かりやすく解説します。 ■人事制度が…

管理職になりたくない本当の理由

さまざまなアンケートや統計で「管理職になりたい人が少ない」ということが明らかになっています。 管理職になりたくない理由としては、「出世欲がない」「責任と給与が見合わない」「管理職は大変そう」などの理由があがることが多いと思います。 ただ、私…

社員さんの情熱が高まる人事制度のあり方とは?

年齢層の高い方々から「最近の若い社員はガツガツしたところがない」という言葉を聞くことがありますが、それは社会環境が違うということです。 近年では、SDGsに代表されるように、金銭的な利益よりも「社会に貢献できるか」を行動のモノサシにしている人が…

管理職を人事評価から解放する取り組み

人事評価は、管理職さんと部下の双方にとって、大きなストレスになっています。 人事評価のストレスから解放され、人事評価に使っていた時間をより建設的なことに使うことができる取り組みについて、記事を書いています。 前回は、上司が当然に持っていると…

ノーレイティングをわかりやすく解説します

ノーレイティングという人事制度は、人事業界では一定の認知があると思いますが、人事以外の方々にはまだまだ浸透していないと思います。人事以外の方でもイメージが湧くように、分かりやすく「ノーレイティング」について解説していこうと思います。 【ノー…

上司が持つ「評価権」を手放すことで人事制度が生まれ変わる

企業と社員さんの関係性が変わるなかでは、マネジメントの常識として当然とされていたことも変わる必要があると思います。人事制度のテーマでいうと、上司が部下を評価するということは当たり前だと考えられていると思いますが、上司の「評価権」も見直す必…

従来型の給与決定は民主的ではない

私が自己申告型給与制度という、社員さんがご自分の給与を自己申告する取り組みをし始めたのは、「従来型の給与決定は民主的ではない」という問題意識があったからです。 前回は、給与への不満の根本には、自分の知らないところで給与が決められるという「構…

「どうやって給与を決めるか?」が最大の課題だった

人に点数をつける人事制度のあり方に違和感を持った私は、人事評価で点数をつけない人事制度を模索していったのですが、最大の課題は給与の決め方でした。組織は、何らかのかたちで社員さんの給与額を決めなければなりません。この課題に対して、どのような…

私の原点「人に点数をつけることへの違和感」

人事制度といえば、「人事評価で点数をつける」という印象があると思いますが、私が設計・運用のお手伝いをしているのは「社員さんに点数をつけない」「給与を自己申告してもらう」というかなり変わった取り組みです。この取り組みのお話をすると「なぜやろ…

生き方の選択肢が増えた時代に必要な人事制度とは?

一昔前までは、副業を禁止している会社が多かったと思いますが、現在では一転して推奨している会社も増えてきています。働き方・生き方の多様化が進んでいくなかで、人事制度もその変化に伴って変わっていかなければなりません。この点について、当社サイト…

人事制度を時代の変化にマッチさせるには?

時代が変わると、それに伴い社会の構造も変えていく必要があります。それは人事制度においても同様で、これまで当たり前とされてきたことをゼロベースで見直す勇気が必要だと思っています。そのような視点で、当社サイトに記事を書きました。 ikigai-lab.jp

目標管理制度が抱えるジレンマ

ここ数回は、当社サイトのブログで目標管理制度について、その問題点をお伝えしています。目標管理制度を人事評価として使うと、目標設定の時に大きなジレンマを抱えることになります。今回は、この点についてブログに書きました。 ikigai-lab.jp

チャレンジングな取り組みは人事評価からは生まれない

新しい取り組みやより高い目標を掲げることは、個人の成長にもつながりますし、組織への貢献にもなり、双方にとっても望ましいことだと思います。しかし実態としては、チャレンジグな目標はあまり見かけないのではないでしょうか?その原因はいろいろあって…

目標管理がなぜ成長のサポートにならないのか?

目標管理を学習することで自分をマネジメントすることができれば、人生にとって大きなプラスだと思います。しかし、目標管理が人事評価と結びつくと、そういうメリットが失われてしまいます。この点について、当社サイトのブログに記事を書きました。 ikigai…