人事制度の未来を語る

日本の未来を明るくするために、人事制度コンサルタントである私に何ができるかを探求したいと思います。

14期目スタートのお礼

一昨日の4月1日に、生きがいラボは14期目をスタートしました!
 
13期は「学びの一年」と位置づけて、時間の許す限り、セミナーに参加したりさまざまな方々との対話を行ってきました。
 
その学びのなかで、自分が行っているノーレイティング型人事制度、特に自己申告型給与制度の社会的意義について、改めて考えることが多い一年間でした。
 
社会全体では企業への賃上げ要請が強くなっています。
 
社員さんのお給料が増えることは喜ばしいことだと思いますが、その責任を企業のトップだけが担っているのは、私が目指している社会像・組織像ではありません。
 
その構造のなかで生まれるのは、役割の違いから起因する「相手への批判」だけだと感じるからです。
 
経営情報を可能な限りオープンにしたなかで、どうやって給与を上げるかを、経営者さんと一緒に社員さん一人ひとりも考えることが、私が目指している組織像です。
 
その対話のなかから、立場の違いを超えた信頼関係とパートナーシップが生まれ、経営者さんを含めたすべての人の「生きがい」につながっていくと考えています。
 
社員さんが給与を自己申告する試みは、まだまだ社会的に認知されていませんし、実現にはハードルがあることも承知しています。
 
しかし、本当に生きがいにあふれる社会をつくるためには、必要な一歩だと考えています。
 
まだまだ課題が多いですが、当期も頑張ってまいりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。