コロナショックによって人事制度も変わる
今般の新型コロナウィルス感染症によって、お亡くなりになった方々や感染された方々、またそのご家族の皆さまに心からお見舞い申し上げます。
また、医療関係者の皆さまをはじめ、感染防止にご尽力されている皆さまに心から感謝申し上げます。
非常に悲しい出来事ですが、このコロナショックによって社会が大きく変わる予感を、多くの方がお持ちではないでしょうか。
人事制度も大きく変わる必要があります。
その変化は、ただ単に「評価基準を変える」とか「点数の配分を変える」などの表面的なことではなく、制度を設計する「価値観」を変えるということです。
もっとも大きく変えなければならないのは、「社員さんをコントロールする」という価値観を「手放す」ことです。
このコロナショックによって、多くの人の「仕事観」や「人生観」に変化が生じました。
コロナショックが落ち着いたときに、元の働き方に戻る人も多いかと思いますが、コロナショックによって体験したことは無かったことにはなりません。
コロナショック以前は当たり前のこととして受け入れていたことに、違和感を持つ人が増えていきます。
社員さんが持つ違和感を、組織側がコントロールすることは不可能です。
その違和感を受け入れ、尊重し、それが解消されるように一人ひとりと対話していくことが求めれらます。
このことは、以前から私がお伝えしてきたことですが、コロナショックによってますます必要となってくると考えています。
もし人事制度のあり方の変化についてご興味がありましたら、意見交換しながら一緒に探求できればと思います。
宣伝になりますが、下記の書籍でも書いていますので、ご参考にしていただければ幸いです。